キャリア猫との生活体験談 ~しっぽのなかま上越 Tさん体験談~


しっぽのなかま上越 ボランティア Tさんの体験談をご紹介します。

猫エイズになった2匹の猫の記録 (S63~H19)
※当時は猫の完全室内飼いがまだ当たり前ではなく、外と自由に出入りしている時代だったので、2匹も亡くなる5年くらい前までは外にも出ていました。このため、いつの間にか猫エイズに感染してしまっていたので、感染時期、経路は不明です。

チコ ♀ 昭和63年生まれ (三毛長毛)

ちこ
子供時代のチコ

生後2ヶ月のときに動物愛護センターから譲り受けました。
うちに来てすぐ高熱を出すも、数日で回復。翌年、3匹の仔猫を出産 (そのうちの1匹がチョビ)。

そして、10歳くらいのときにエイズキャリアだと診断されました。
それでも、キャリアのまま20歳まで生きました。死因は老衰。天寿を全うしました。

最後の1年は、弱ってきてはいましたが、亡くなる前の2週間だけ脱水症状のため点滴に通ったくらいで、ほとんど病院のお世話になることがなく、健康で、母に従順なしっかりした猫でした。

最後は神々しい感じで・・・

母が「ありがとうね。もう頑張らなくてもいいんだよ・・・」と、声を掛けると静かに息をひきとりました。

ちこ
エイズキャリア時代のチコ



★チョビ♀ 平成元年生まれ (サビ)


チョビ
キバが抜けた頃のチョビ、まだふくよか・・・


チコの子供です。未熟児で生まれて、目がなかなか開きませんでした。
1歳くらいで白血病と診断され、獣医さんには丈夫に育たないだろうと言われていました。

2歳くらいから肉付きも良くなり、見た目も普通で、元気な子に育ちました。
愛嬌があり、天真爛漫な性格でとってもおてんばだったチョビ。
高い段差を飛び降りて、肋骨を骨折したこともありました。

H4年、交通事故か落下事故(どちらかは定かではない)に遭い、アゴを骨折→入院手術を受けました。(発症の原因?)
これを期にエイズキャリアと判明したのです。
H7年頃、突然キバが抜けました。(猫エイズ発症か??)

H9年頃~ 少しずつヨダレがで出始め、血混じりで臭いもするようになりました。
口内炎、体調悪化が見られ、獣医師に見てもらいましたが・・・「エイズだから仕方ない。」と処置してもらえず、憤慨し病院を替え、
新たな病院では、抗生物質などの処置を施してもらうことで持ち直すことができました。

H12年頃~H18年頃 ヨダレが絶えず口の周りに付いている状態で、臭いもかなりするようになってきました。

それでも天真爛漫で可愛らしいのは、変わらず、家族みんなから愛されていたちょびでした。
肺炎になり、18歳で亡くなりました。


ちょび
亡くなる前の夏。やせてる・・・

最後に苦しんだのが、1,2日と短かったことがせめてもの救いでした。悲しみの涙は出ましたが、最後まで一生懸命生きたチョビの姿がたくさん思い出され、悔いのない想いで天国に見送りました。
亡くなって10年経ちますが、今ではチョビ臭も懐かしいwww
可愛かったチョビの思い出はいつまでもいい思い出として残っています。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

上記は、Tさんが飼われていた2匹の猫ちゃんの記録です。
エイズキャリアだとしても、18歳、20歳まで生きてくれることもあるのです。すべてのキャリア猫ちゃんたちが長く生きてくれるとは限りませんし、保証はありませんが、それは感染していない猫ちゃんも同じ確率にあるのでは?と思うのです。

病気、事故はいつ何度機やってくるか誰にも予測はできません。
だからこそ、私たち人間がしてあげられることをしっかりとやってあげることが大切なのではないかと思います。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●●○●○●○●○●○●○●○●○●○

Tさんからのアドバイス!!キャリア猫ちゃんにしてあげる、大切なこと!!

チコがエイズキャリアのまま発症しないで寿命を全うできたこと、チョビがエイズを発症してからも長く生きられたこと、亡くなる間際まで感染症にかからなかったこと・・・それはワクチン接種のおかげであると信じています。
亡くなる5年前くらいまでは外に出ていましたが、毎年ワクチン接種をしていたおかげで感染症にかかることはありませんでした。

ちなみに室内飼い猫でも、飼い主さんを介して伝染病を運んできてしまうというケースもあるそうなので、室内飼いだからワクチンは必要ないと思わずに、毎年接種することをオススメします。

獣医師さんには「エイズキャリアなら、病気で発症リスクが高まるため、3種混合ワクチンは必ず受けたほうが良い。」と、お聞きしました。*まれにワクチンの副作用が出る場合がありますが、接種して10分程で症状が現れるため、病院にいるうちに対処が可能なんだそうです。

エイズキャリア猫ちゃんの気をつけること


  • ワクチン接種
  • 不妊、去勢手術
  • 寒くない環境
  • 栄養を取らせる
  • ストレスを与えず愛情を注ぐ!!


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●●○●○●○●○●○●○●○●○●○


前回に猫の豆知識をご覧頂くとわかるように懸念しがちな病気ですが、そんなに怖がる病気ではないかと思います。
アドバイスにあるようにワクチン接種などをしっかりして発症を妨げてあげることで感染していない猫ちゃんと変わらない生活を送ることができるのです。
そのためには、飼い主さんの知識、愛情が不可欠です。Tさんの体験談や猫の豆知識を参考にしていただいて、キャリア猫ちゃんとの生活に役立てて欲しいと思いますし、1番はキャリア猫ちゃんを迎えて頂くきっかけになって欲しいと思っています。

最後までご覧いただき有難うございますm(_ _)m♥
猫の豆知識、別の話題でもアップしていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m♥


by sayaka.f
スポンサーサイト
物資の支援をお願いします!
しっぽのなかま上越 ほしいものリストへ
ほしいものリストからお買い物していただくと、しっぽのなかま上越に物資が届くシステムです。